WPF開発ノウハウ集

SQLステートメントのリソース化

長いSQLステートメントをC#のソースコード内に直接記述すると扱いづらいため、 テキストファイルに記述してプログラムのリソースに登録する

• ソースコードに直接記述した場合

  string stmt = new StringBuilder()
    .AppendLine( "select * from table1" )
    .AppendLine( "left outer join table2" )
    .AppendLine( "on table1.id = table2.id" )
    .AppendLine( "where table1.id = 1;" )
    .ToString();
  

• テキストファイルに記述した場合

  select * from table1
  left outer join table2
  on table1.id = table2.id
  where table1.id = 1;
  

ファイルのリソース登録

• SQLステートメントを記述したファイルはこれを呼出すクラスのソースファイルと同じディレクトリに作成する（VisualStudioのソリューションエクスプローラーのContextMenu＞追加＞新しい項目＞テキストファイル）
• 作成したファイルの プロパティ＞ビルドアクション を “埋込リソース” に設定する
• ファイルに記述するSQLステートメントは sqlite がそのまま認識できるように utf-8 で記述する
• 拡張子を”.stmt”等に統一しておくとSQLステートメントであることが分かり易くて良い

リソース登録したファイルの内容を取得する

• リソースのファイルパスを取得する

  <呼出すクラスのNamespace>.<ファイル名>

    string filePath = new StringBuilder()
        .Append( MethodBase.GetCurrentMethod().DeclaringType.Namespace )
        .Append( "." )
        .Append( "<ファイル名>" )
        .ToString();
  

• リソースからファイルの内容を読み込む

    Stream stream = Assembly.GetExecutingAssembly().GetManifestResourceStream( filePath );
    StreamReader reader = new StreamReader( stream );
    string stmt = reader.ReadToEnd();
  

• SQLステートメントは呼出すクラスの private static readonly string (定数)に定義しておくようにすると扱いやすい